【中小企業・個人事業主向け】IT導入補助金の活用

IT導入補助金という言葉をよく耳にするけど、実際はどんなものかわからないという方は多いのではないでしょうか?特にここ数年で、コロナウイルスの蔓延により、色々なシステムを取りいれたり、テレワークができる環境を整えようとしておられる企業は多いと思います。

実は、そういったシステムを導入したいけれども費用面で悩まれている中小企業にこそ、IT導入補助金はおすすめのものになります。今回は、IT導入補助金の概要をご紹介します。

 

IT導入補助金ってなに?

IT導入補助金は事業にITツールを導入することで、最大450万円の補助を受けることができる補助金です。中小企業や個人事業主が対象の補助金ですので、毎年補助を受ける事業者の数も増えてきています。
ただし、導入するITツールは好きなものを自由に選べるというわけではありません。対象として認可されている『IT導入支援事業者』が提供するITツールを選択できる制度となりますので、注意しておきましょう。

 

IT導入補助金の種類

IT補助金には複数の種類があります。2021年は例年行われてきた「通常枠(A・B類型)」に加え、新型コロナウイルスの流行に伴うビジネスモデルの転換や設備投資を対象とする「低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)」が設けられています。この「低感染リスク型ビジネス枠」については、通常枠(A・B類型)よりも補助率を引き上げて優先的に支援するとされています。

それぞれ導入するITツールの種類によってどの枠で申請ができるのかが変わってきます。
枠によって補助される最大の金額等も違いますので注意が必要です。

枠の種類と特徴

通常枠(A・B類型)

補助対象者:
中小企業・小規模事業者等(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)

補助対象経費:
ソフトウエア費、導入関連費等

補助額:
A類型 30万~150万円未満
B類型 150万〜450万円以下
補助率 1/2以内

低感染リスク型ビジネス枠(C・D類型)

補助対象者:
中小企業・小規模事業者等(飲食、宿泊、卸・小売、運輸、医療、介護、保育等のサービス業の他、製造業や建設業等も対象)

補助対象経費:
ソフトウェア費、導入関連費、ハードウェアレンタル費

補助額:
C-1類型:30万〜300万円未満
C-2類型:300万〜450万円以下
D類型:30万〜150万円以下
補助率:2/3以内

 

申請の流れ

①補助金の要件を確認する
②各種申請等の手続きのサポート・アフターフォローなどを行ってくれるIT導入支援事業者と補助金の対象であるITツールの中から自社に合うものを選定
③「gBizIDプライム」アカウントを取得 ※発行までに2週間ほどかかるので、最初に取得しておきましょう
④「SECURITY ACTION」の申請 ※情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度
⑤交付申請
⑥交付決定
⑦ITツールの発注・契約・支払
⑧事業実績報告
⑨補助金交付手続き
⑩事業実施効果報告

 

補助金は必ずもらえるというわけではなく、採択制となります。
ただ、どうせITツールの導入を考えているのであれば、申請をしてみたほうが良いですよね。
申請にはそれぞれ期限がありますので、
検討をされている企業さまはお早めに準備を進められてください。

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