社会保険の基礎知識について
初任給。
働き始めたころは楽しみですよね!
しかし、最初に聞いていた給与よりも振り込まれた金額が少ない!と思ったことはありませんか?
これこそ、皆さんがきちんと社会保険に加入している証拠なのです。
今回はそんな社会保険の基礎知識について投稿します。
社会保険とは!?
一言でいうと、社会保険とは労働者を守るために、会社の規模や働き方によって
加入が義務付けられている制度です。
下の画像で大枠を見てみます。
社会保険にも健康保険や年金保険、介護保険などの様々な種類があります。
それぞれの役割は下記参照ください。
・健康保険
病気や怪我をした場合、病院に行く人も多いかと思います。
その際、保険証を提示したことはありませんか?
普段何気なく提示しているこの保険証が、健康保険の加入証明となります。
加入していた場合は、通常の3割の負担で治療を受けることができます。
病気や怪我以外でも、亡くなったときや出産時にも適用される保険となります。
・厚生年金保険
厚生年金保険は、”公的年金”のひとつとなります。
これは国民すべての人に加入が義務付けられております。
厚生年金保険に加入している方は、国民年金の給付である基礎年金に加えて、厚生年金を受け取ることが可能となります。
・介護保険
介護保険は、高齢者の介護を支える仕組みを作るために、制度として導入されました。
65歳以上の方は、原因は問わず支援や介護が必要となったときに、
40歳~64歳の方は癌などの廊下による病気が原因で支援や介護が必要となった場合に
介護保険のサービスを受けることができます。
介護にも居宅系、施設系、地域系と3つのサービスがありますが、どれも1割の負担で受けることが可能です。
・雇用保険
雇用保険は、何らかの理由で失業した際に、
給付金や就職支援等を受けることができる保険です。
失業の予防、雇用状態の是正など、従業員の能力向上やその他従業員の福祉の増進等を図る目的もあります。
誰がどう負担する??
保険の種類を見ていただきましたが、
この保険料、誰がどのように負担しているかご存じですか?
結論から言うと、保険料は基本的に企業を労働者の折半となります。
冒頭に記入した、最初に聞いていた給料より振込額が少ない!この招待が保険料の控除だったのです。
例えば、給料25万円、社会保険料による控除が月額3万円だった場合、
保険料を控除した後の金額、22万円が手取りとして振り込まれるというカラクリです。
(福利厚生や家賃などでその他の控除がある場合もあります)
もし上記の例で、保険料の控除が3万円あった場合、企業側も皆さんの保険料を3万円負担していることとなります。
あまり意識したことがないかもしれませんが、
実は私たち労働者は国や企業から守られているということです。
普段何気なく行く病院の治療費も、この保険制度によって個人の負担を軽減させているわけです。
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